KUGAは、Murakumoで実装されていたVP8ベースの映像圧縮エンジンをベースにしています。設定もほぼそのまんまだったのですが、Murakumoの頃はGBVCとゆーか疑似YUV444とゆーか無劣化とゆーか、ソレが実装されておらず、結構な高画質の設定じゃないと納得いってませんで、ビットレートを4Mbps固定にしてたんです。ですので、画質の設定が「1」でもそれなりに高画質だったのですが、とーぜんKUGAもそのままになってました。
その設定をちょっと調整中で、画質の設定が「1」と「2」に関しましては、ビットレートを下げて他のパラメータも調整もしまして、画質をさらに下げるようにしました。結構ギリギリラインまで下げてみましたけど、KUGAの機能で徐々に無劣化画像に変化する仕組みで御座います。
ちなみに通信サイズ的には、1/2~1/4くらいと結構減りましたのでインターネット越しでの描画がさらにスムーズになると思います。画質も結構下がってますけど。
あと、画面の動き判定で内部的にVP8とGBVCが切り替わっているのですが、このGBVCの状態の際の通信サイズを調整しました。ちょっと量が多すぎて、画面の動きが少ない時の方が極端に通信サイズが大きいという状態を回避するのが狙いです。
仕組み的には、コーデック内で0.25秒毎にビットレートを計算して、極端にサイズが大きい状態になった際に、処理頻度を抑制してビットレートを抑えるといった仕組みです。これまでは流せるだけ流してましたけど、チューニング後は自動的にビットレートが調整されます。もちろん抑制量は画質の設定の値に依存する感じですが。
こんな感じでKUGAをチューニング中ではありますけど、完了次第KeBORDのバージョンアップで実装されると思いますので暫し御待ち下さいませ。
そんなKUGAなんですが、実は別のトコにも納品予定g・・・ゲフンゲフン!