◆音声伝送改善
音声圧縮アルゴリズムでもあるCELTの設定を調整しました。環境によってかもしれませんが、ノイズの除去や遅延の低下を抑える事が出来たかもしれません。ビットレートが下がるとデコード時に遅延が発生して再生が間に合わない事が原因でノイズが発生していましたが、そのノイズを極力抑える感じにしております。それでも何かプチプチは鳴っている感じではありますが。これ、CELTで既になっている感じでして、ビットレートとかフレームサイズを調整して試行錯誤してますが、かなり改善には向かっている気がしないでもないですが、まだちょっと改善の余地はあるかなと思っております。デコードで遅延してるんでそろそろ限界が見え隠れもしてるんですが。
◆映像転送調整
画面の様子を静止画と動画で自動的に判別して内部的に「高速度」と「高圧縮」を切り替えてるんですが、この判定の閾値を変更しました。どうも小さな動きであるにも関わらず静止画として判定した時に、「高速度」の処理で画面処理を行うと、結構大きな通信データサイズになってしまっており、静止画なのに転送データ量が大きいとかキモチワルイので閾値を変更して、ちょっとの動きがでも動画として判定するようにしましたが。ですが、いくら「高速度」と言えども小さな修正を行う事で、独自のコーデックの処理結果が結構なサイズになってしまって、結局それが動画として判断されてしまうケースがあって、無限ループみたいになってしまったので、そーならないよーに上手い感じで直しました。前々からこの部分は何とかせねばならぬと思っていた箇所なんですが、これがまたなかなか良い出来です。
◆他微調整
音声伝送の調整を行った絡みで通信バージョンが変わりましたので「0.9.0」とは通信できなくなりましたので御了承下さいませ。
Siegfried 0.9.1 Download
んな感じどえす。確定申告の合間で修正的なバージョンです。この新型リモートデスクトップのSiegfried(ジークフリート)ですが「Brynhildrよりも高速!」という御便りを多数頂いてまして、いよいよCPUが追いついてきて、この時代が到来かなと思っている次第で御座います。と同時に「高速」の意味を再考せざるを得ないよーな気がしないでもないですが。高速って難しいですね。
さてそんなこんなでどうぞ御試し下さいませ。